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開成・麻布・駒東・筑駒・慶應への国語  竹西寛子  ━神馬━ 5

 

  三度目の時、神馬はまぶたを閉じたままかれ草の上に横たわっていた。神馬はまぶたを閉じたままかれ草の上に横たわっていた。前肢と後肢を行儀よくそろえて海の方に流している。時々身ぶるいしてうすきまぶたを開いたが、つづきの眠りに帰るようにじきに閉じた。大きな体が無防備になると、小さな体以上にあどけなく見えることがある。横たわっている馬は、参けい人の呼びかけにも、命令にも少しも反応を示さないので、厩舎の前の人だかりはすぐにくずれたが、一時するとまた新しい人が寄った。
  少女は、この馬は今日は病気かもしれないと思った。そう思って見ると、気のせいか息づかいがせわしそに見えた。しかしよくながめているうちに、病気ではなくて、ちょっと休んでいるのかもしれないと思うようになった。
 神馬にもお休みがあってもいい。そうでなければ目がまわってしまう。
  さらにまたその次に考えたのは、もしかするとあのように人にあらがっているのかもしれないということだった。ただそれにしては、この神馬の目が優し過ぎた。馬には、これまで一度も手をふれたことがないし、馬の後ろを通ってはいけないとお母さんにもよく注意されてきたけれど、あの目と同じようにわたしも優しければ、かれ草の上にひざまづいてほおをなでても、この馬は決して荒びはしないだろうと思った。

 

 

 

 

 

問 「あの目と同じようにわたしも優しければ」とありますが、どのように優しくすればよいのですか?

 

 

 

 

 

 

 

F:お子さんも同じだと思いますよ。

 

e:お子さんは口数も手数も多い方が勝ち?

 

F:相乗効果!?

 

e:とにかく口も手も

 

F:そして、頭も

 

e:より多く使った方が

 

F:確実に合格します。

 

e:よくしゃべり、よく書き

 

F:よく頭を働かせ。

 

e:ごく稀に例外のお子さんもいますけど。

 

F:とにかく、親御さんは

 

e:もっぱら黙って゛手゛を動かす!?

 

F:あと9カ月!

 

e:270日!

 

F:合格への近道

 

e:急がば廻れ!?

 

 

 

 

 

 新しい人だかりがくずれ、足音がばらばらと本殿の方へ遠ざかっていった。少女はこの時もいっしょの母親に、もう少しここに居て、と言った。母親はうなずいた。石の台には、人参がのせられたままになっている。

 

 不意に、前肢を引き寄せるようにして馬が起き上がった。尾でわき腹を打ち、前肢と後肢を片方ずつ交互に折り曲げたりしていたが、」威勢よく身ぶるいをすると、静かに石の台に近づいた。食欲をみせた。少女は人参を一皿求め、母親に背をつかまれたままのび上がるようにしてそれを石台に移した。

 

 

 

 

 

 

 

e:「陸の少女」って?

 

F:島に対して陸地に住む少女という意味合いでしょうか。陸地は広島?

 

e:「連らく船は、日にいくども陸地とこの島の間を往き来する。」とありますね。瀬戸内海の島?

 

F:「少女は、この馬は本当に目が見えるのかしらと疑ったほどである。」

 

e:動作が緩慢でおとなしく

 

F:少しも生き生きしたところがない

 

e:本当に目が見えるのかしら?なんてね。

 

F:神様に仕えるものは

 

e:スロー?で、スローフード?

 

 

竹西寛子 ━神馬━

 

 

 

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